雨上がりの渓

雨上がりの渓

5/16、昨夜から降り出した雨が朝になっても止まず霧雨状態。
渓に着く頃にはようやく雨も上がり涼しい朝。
新緑がめちゃくちゃ目に染みるが、川辺の石は濡れてやばいツルツル。ゆっくり慎重にと言い聞かせる。

 

さあ、今日もマシュマロカディスを結んで、スタート。
予想通り入渓直後から好反応。
先ずはご挨拶のヤマメ8寸。

すぐ上で一つバラしたが、直後に2尾目。

今度は流れが二手に分かれた場所。本命の流芯の前に右岸川の細い緩流を攻めた。大石の上からそっとマシュマロカディスをプレゼン、ゆっくり下ったフライが足下の大石のエグれに入り見えなくなったのを見計らってキキ合わせをすると、ゴンゴンと手応え。
エグれから引きずり出すと、意外にも強い引きで、黄色の腹をみせてイワナが浮いてきた。
美しい8寸弱イワナ。
これですっかり気をよくした。
アングルを変えてもう一枚。

尺には及ばないがコンディションのいいイワナに満足できた。
さあ、あとはゆっくりやろう!
といっても反応ありすぎて全然前に進めないのだが…

昼が近づくにつれ虫のハッチが増えてライズが見られるようになってきた。
ヤマメがあちこちで浮いてきたようだ。もう少しイワナが欲しいので、意識して緩流域を叩いたのだが、出たのはヤマメ。

もう一つヤマメ。

少々注意力が散漫になってきた。
上流のライズに目を取られていると…
つるりっ!
気をつけていてもやらかしちゃったよ。グローブのおかげで手は事なきにすんだが左足向う脛を岩にぶつけてしまった。擦り傷程度で済んで、良かった。
これだから雨は怖い、体力体幹の衰えを痛感。
あとどれほど渓に立てるだろうか…(考えても仕方ないことだが)

お次は小さなスポットで出たチビイワナ。

ここで遅いランチタイムはコンビニのおにぎり。
さてこの後はどうしよう?
もうこのまま上がってもいいし、上流か下流を見るのもありだし…
で下流へ移動することにした。

あと一つ釣って上がろうと再開したが助平心を嘲笑うようにすっぽ抜け連発。
最後のポイントと決めたプール、ヤマメが浮いている。
緩い開きのど真ん中でゆっくり捕食を繰り返している。しかしそれはイマージャーを食ってるように見えるのだが…
結んでいるフライはスペントウイング#16、ちょっとデカすぎるように思えたがやってみた。
1mほど前に落ちたフライがゆっくり流下する、ヤマメとの間隔が徐々に詰まるとともに捕食態勢に入りゆっくり食ってくれた。
ありがとう!騙してごめんなさい。
この一尾をもって納竿とした。