8月は猛暑、お盆過ぎても猛残暑でずっと危険な暑さだし、雨も少なかったので我慢の日々だった。
9月に入りついに痺れを切らしてお山へ。
案の定川は減水しており、濁りは無いが水勢の緩いプールなどは底石が泥かぶり。
こんな状況にこりゃダメかも…
入渓して30分以上、2バラし2すっぽ抜け。
警戒心強くて食いが浅いし直前Uターンするのも多い。
こういう日は水が動く落ち込みや瀬周りを丹念に叩くのが一番。
そしてフライもカディス系から#16パラシュートにチェンジ。
これが良かったのか、早速落ち込み下の瀬脇の小さなスポットからヒット。
以外にも引が強くネットに収めると25cmのヤマメ。
お次はすぐ一つ上の瀬で。
岸際で浮いているヤマメ発見。
1投目は風で押されて後方にフライが着水、これでは届かない。
すぐにピックアップして2投目、今度は胸ビレ手前に落ちた。すると気がついたヤマメがゆらゆらと接近、ああ見切られるか〜と思った瞬間、パクッと食った。
23cmとサイズダウンながらほんのり秋色に染まったヤマメだった。
この流れに変化のあるエリアは溜まっていたのかもう数尾追加。
ちょうどキリがいいので休憩のランチタイムにした。
下界は36℃の猛残暑、こちらの渓は28℃くらいでしかも日陰。そしてウェットウェーディングなので冷水に足をつけるとひんやり〜。
これが超気持ちいい。
生き返るとはこのこと。樹間を抜ける風を感じつつの一服がまた美味い!
さてとリスタート。
岸際の浅い筋を念のためトレース。
この筋にはいないなあ…
最後の石並びをくぐって流れが落ちていく寸前、フライが消えた。聞き合わせると根掛かりのような手応えの後、いきなり水飛沫。
やっぱり食っていた。
小ぶりイワナが身をくねらせてくれた。やっとイワナがきた。
お次は広いプールの肩口。
澄んだ水のおかげで定位しているイワナが見える。その少し手前にフライを落とすと、別の1尾が岩陰からススっと浮上してきてパクッ。
綺麗な7寸のニッコウイワナ。
角度を変えてもう一枚。
このイワナで一息ついた。
汗だくで少々へばり気味、潔く上がって冷たいものを口にしたい。
歳のせいかガシガシできない。
数尾釣れるともう満足してさっさと納竿、最近はこんな感じだ。
それにしても今回はスカッとしたとは言い難い、なんかモヤモヤが残る釣行だった。
9月上旬に入り、天気予報では傘マークが並んでる。これは恵みの雨になるはず、禁漁前までに良型に逢えるといいな。