夏の終わりにまさかの…

夏の終わりにまさかの…

夏の終わりには毎年訪れる越辺川。
今回も最終章の夏色オイカワに微かな期待を込めつつ、地元の釣友Iさんにご同行いただいた。
しかし昨年の台風19号の爪跡は思った以上だった。もうかなり土砂で平らに埋まり、素敵な流れのスジも消滅。
しかも渇水気味、オイカワ激減、ああ無残。
大好きだったM橋付近は、テントを張って川遊びの先客がいらっしゃるので、回避して上流へ。
二筋に分かれていた流れの一方は土砂で潰れ、ただのフラットな浅い川に。
もうガッカリ。

釣友のIさんがバイクで到着。
実に忘年会以来の嬉しい再会、冷えたノンアルをいただいた。ゴッちゃんでした。
あまりの釣れなさそうな気配に、ここは見切り下流へと移動した。

さてその下流、先ほどよりはまだ良いが、かつての爆釣具合を知っているだけになんとも寂しい。
中くらいのオイカワを数尾釣った。
撮影中の姿を釣友がそっと切り取ってくれた。m(__)m
しかし今日のハイライトシーンはその後訪れた。
掛かった瞬間は何だか分からなかった。えっ、ウグイ?
AMIYAバンブーの唐竹7ft #2がぐいぐい撓り、引き絞られる。
ハスか?…
なんとまさかの鮎。しかもスレ。
釣友さんと一緒に自撮り。

このあたりで鮎が釣れるなんて聞いたことがなかった。
全く何が起こるか分からない。
この獲物は釣友にお持ち帰りいただくことにした。

この鮎が好みそうな瀬、オイカワもここには着いていた。
釣友も好釣にポンポンと。
私も一緒にいくつか追加。

今日の釣果は、中くらいのオイカワ4つ、小さいの3つ。そしてデカ鮎。

二人して土手を登ると心地よい涼風が汗ばんだ首筋に気持ち良い。
天気予報の夕立も結局のところなく、所々切れた雲間からは弱い西陽が差している。
コロナ禍と猛暑の2020夏がもうすぐ終わろうとしていた。