友あり遠方より来たる

友あり遠方より来たる

4/4、今日は24節気の清明らしい。
清明は、花が咲き、鳥は歌い、空は青く澄み、爽やかな風が吹き、すべてのものが春の息吹を謳歌する頃とのこと。(暮らし歳時記より)

まさにそんな一日、北海道のfb友達(以外、ATさん)をお迎えして我がHome riverの柳瀬川でZFFを楽しむ目論みだが、いかんせん世界は新型コロナウィルス感染拡大対策で不要不急の外出自粛が広がっている。
外出自粛といっても、家の中で縮こまりゴロゴロと運動不足になっては別の病が心配というもの。
広々川原を歩いて身心リフレッシュすることはむしろ健康的と思っている。
そんなこんなで釣りに行くことにし、ATさんもマスクして来られた次第。

ATさんは東京のご出身ながら現在は北海道在住、この度東京に来るご都合に合わせてオイカワ釣りを楽しみたいとのこと。すでに面識があるGreen Cherokeeさん(以外、GCさん)にもご参加いただいた。

このところ好調のエリアにご案内させていただいた。
気温上昇し5月中旬の陽気、まさに清明なのだが、気がかりは上流域の河川工事による濁りだった。
濁りが入ると途端に喰い気が落ちる…

グラスの#2ロッドにルースニング仕様で張り切っていらっしゃるATさんだったが、ほとんど手応え得られないまま時間がすぎていく…
先ずは休憩、ということで三人のタックルを並べて記念撮影。

左2本はnumassan、そしてGCさん、ATさんのタックル

三人でランチタイム。
川岸に腰を下ろし、ATさんが自ら釣って燻製にしたというトラウトやらサンドイッチを振る舞ってくださった。
そのしっかりした味わいを堪能させていただいた。

身をほぐしたトラウトの燻製
超美味なトラウトの燻製サンド

気持ち良さそうに熱い思いを語るATさん、GCさんらとのおしゃべりが弾む。
ごちそうさまでした。
さてと、ぼちぼち午後の部再開としよう。
濁りが弱まった状況だが、南風が強まり、低番手のラインが煽られ苦戦。
ポイントを移動する。
だがそこは、このところ不調でオイカワの姿が消えていたエリア、今日はダメかもの思いが頭をよぎる。

しかし戻ってきてくれていた。
活発には程遠いもののポツポツ反応が。

ATさんを背後から応援するGCさんの図

果敢に攻めるも不調のATさんに代わり振らせていただくと申し訳なくも数尾釣ることができた。
(ごめんなさい!そこはジモティーの地の利ということで…)

左:numassan 右:ATさん(左手にはバーボンが 笑)

さらに、GCさんに交代すると今日一の良型オイカワも。(さすがの1尾)

今回は遠方からお越しのATさんに楽しんでいただくのがミッションだったが、ついにそれは叶わず。
テクニカルなキャストで長年のキャリアを感じさせてくれるATさんだが、北海道トラウトとはずいぶん勝手が違ったようだ。

しかし、気持ちいい一日をピクニック気分で!の感覚は十分に味わっていただけたものと思う。
応援に快く馳せ参じてくださったGCさんも同じ思いだと確信している。

日が傾き、涼しくなった夕方、3人で遡上しているマルタウグイを眺めにいった。
光線の具合で見づらいが元気に泳ぐ群れを認めることができた。
遠方からお越しのお客様にささやかな癒し風景をご覧いただき、すっかり日が落ちた川を離れた。

 

さて一夜明けて朝。
いただいたトラウトの燻製をスライスして、これまたGCさんにいただいたセリにのせたサンドイッチ、さらに河内晩柑のピール(妻の手製)、それぞれの香りを味わいつつコーヒーで朝食。
楽しんだ余韻に浸りながら、Zaccoが結んでくれた恵みに感謝。

満ち足りたところで、午後はタックルのメンテナンス。
先日、某ネットショップでポチったsage CLICK1(替えスプール付き)に新品のSA AIRCEL DT1F、以前に別リールに巻いていたBarrio DT2F(半分カット)をそれぞれ巻いた。
この初代CLICKリールはライトラインにピッタリのラージアーバリール、現在はモデルチェンジされているが大好きなアイテムだった。
とても軽くてラインに巻き癖がつきにくい。それにしても今だもってリールを購入するなんて、なんたる物欲の塊かと我ながら呆れるのだ。また道具が増えちゃったw こまったもんだ