12/16 風弱い小春日和は釣り日和なのだ。
先週も遊んだ川に再びうおさんとやってきた。
弱い濁りも無くなり、水草がゆったりとたなびき、あちこちでキラッキラッとオイカワがヒラを打っている。
対岸ではパーカー姿のトッキーさんが穏やかな日差しを受けてにこやかに手を振ってくれた。
今日は久しぶりにBH Zacco ST #1ロッドに#2ラインを通した。
BHさんに元上を修理していただいて以来の登場だ。
この間、ずっとZacco Superfine #1-2を愛用してきたが、振り比べるとこちらがいかに軽快かつ繊細であるか実感できる。
ここKu川のような狭いエリアをミッジメインで遊ぶには最適だ。
フライはスペントミッジ#22を結んだ。
リーダー下にはルースニング対応用のインジケーター(古いオレンジ色のフライラインを8mmカットしたもの)を付けている。
日差しを受けている水面にライズなどほとんど無い。
きれいに刈られた左岸に対し右岸側には至る所に枯れススキが残り、キャストしづらい。
上流域はビッシリと水底を覆う水草だが、所々水草が切れている狭いエリアに良型がキラリと上下して何やら捕食してるようだ。
その水草上にミッジを落とし流れに乗せて切れ目に誘導。
浮力の弱いフライなので、半沈状態で流れていく。
数回流すうち、スプラッシュライズを見せて出たが乗らず。
しばらく休めて数回目、ススキの茂みに邪魔されて先端の半沈フライはよく見えないがインジケータが数センチ引き込まれた。
軽く合わせを入れるとズンと手ごたえ。
水草上を滑り寄せつつ思わずデカっ!、水面まで落差がありネットが届かないので一気に抜き上げた。
自分的にはこのKu川での自己ベストと思える14cm。
この初冬期に出会えるなんて最高!
背後の子ども連れお父さんからもデカイですねぇと祝福いただいた。
もうこの1尾で満足。
先ほどから3人が美味しそうに鍋をつついている。
常連のうおさん、トッキーさん、遅れてやってきたテンカラ君だ。
ビストロうお鍋会の第一ラウンドには間に合わなかったが、追加のきしめんが用意されており、ご馳走になった。
前回よりも濃い目で美味いスープが染み渡った。
そして、締めはドリップコーヒー。
さて、所用がありタイムアップとのトッキーさんを見送り釣り再開。
うおさん、テンカラ君は上流、私は100メートルほど下流に移動した。
この付近は水草が少ない。
瀬と緩流が交互に連続している。
近頃すっかり定番化したビーズヘッドのグリフィスズナット#22に交換して瀬脇や瀬尻を丹念に流すと今日もボコボコ当たる。
いつの間にか10尾を越えて、撮影もポツリポツリと。
こうして、12〜8cmサイズまで一気にオイカワ17尾。
18尾目に初めてカワムツが。
19尾目には13cmオーバーがヒット。
この13オーバーは手応え十分の引き、Zacco STだとよく曲がり愉しい!
まだまだ連発。
24尾に至って時計を見ると15時40分。もう堪能!とばかり川から上がった。
沈みゆく陽に向かって川岸を戻った。
この年末時期に良型ゲットと数釣りの両方を楽しめた。
これから寒さはさらに深まる、この川通いがしばらく続くなぁ…
ひょっとしたらこれが今年の釣り納めかも…などと思いつつ帰路についた。