晩秋のKu川でカワムツ

11/25 台風やら雨やら所用やらで釣りができないうちに季節は進み、木々は色づきすっかり晩秋。
そして小春日和、ほぼ無風状態の昼、今日はZFFだ!すごく嬉しい。

今シーズン初のKu川の両岸は草が刈られてスッキリ状態、住宅街を流れる湧き水の川とて、家屋に遮られて日向と日陰エリアが交互に続いている。
今年もこの季節がやってきた。

先ずは、湧き水ポイントを見なくては。(もう気分は聖地参拝 笑)
竿を置いて、今シーズンもお世話になりますとひとりごちた。

さてと始めよう。
例年よりやや水量多く、透明な水色が心地よい。
フライボックスからつまみ出したドライ(CDC フローティングミッジ#22)を結ぶ。
こんないい日和はドライに限る(笑)たぶん!?

そして予想は裏切らずバンバン出る。楽しい!
カワムツ、またカワムツのオンパレード状態。


オイカワはどこ行った?
少し流速のある瀬は反応無く、トロ場ポイントからはカワムツ。

今日一の14cm。
まるまると太ったこの個体は、引きも強くBH Zacco Superfine #2を気持ちよく曲げてくれた。

さらに…

まだまだ…

もういっちょう!これでツ抜けだ。

全てカワムツでツ抜けたところで移動することにした。
久しぶりなのだから、もうちょいとやってみよう。
オイカワの顔が見たい。

上流域を歩く。
といっても両岸上の遊歩道は頻繁に人が行き交う。
新調のPROXヒップウェーダーを履き、右手にはロッドのオッさんが水面に目をやりつつスタスタ歩く。

このエリアの方が魚影が濃い、しかもオイカワだ。
きらりキラリとヒラを打つのも多数目視できた。

某学校のグラウンドを過ぎた辺りから川に降りた。
ユスリカが多数ハッチして水面上を飛び交っているが、なぜかライズが少ない…
昨年の今頃はライズリングがいたるところで見られたのだが。

本日4個目(ロストはゼロ)のドライフライはヴェインファイバー スペントダン#22。

チビの猛襲、突っつきが多いがフッキングには至らない。
タイムアップが迫ってきた頃…
フワリと水面に降りたフライ目がけて、銀色の魚体が下から突き上げるように身を踊らせ、ドルフィンライズでパクリ。
これぞドライの醍醐味と言える瞬間だった。
やっとオイカワ。

赤く染まった落ち葉の横で撮影し、フォーセップで飲み込んだフックを外し、優しくリリース。

今日は終始ドライ。
実に楽しかった。
夏のウェットでのゴンゴンッも面白いが、こういう釣り方ができるとスーッとするのです。
16時過ぎ納竿。