いきなりですが、わくわく感120%の朝だった。
しかし釣れん…
3時間もやって、まだ4バラシw。
着水、中速リトリーブでたまに追ってくるハスが掛かってもフックオフ。
ドッカーン!も無い。
全くのお手上げ状態に水辺に腰を下ろして足を投げ出した。
ペットボトルのお茶を飲んで一服。
昼過ぎにTokkoさんが帰る際の一言、夕方にはドラマがあるかもしれませんよ…
の言葉が脳裏をよぎる。
早朝からやってる三人の釣友さん(Hさん、Jさん、Tokkoさん)らは、朝の良い時間帯にハス、夏色オイカワを釣られたそうだ。
やはり、「早起きは三文の徳」は釣りの世界では鉄則。でも、私は早起きが苦手なんですよ。
先ほど、この場に姿を見せたT君は速攻リトリーブで数尾をキャッチした模様。
羨ましいが、スイッチが入った釣れ方じゃない。何かのトリガーに反応している…
それってなんだろう?
目の前の浅い流れではバチャッとかポチョッとかの水しぶきが広がっている。
あれ、先ほどに比べ元気いいなぁと見てると鮎じゃなくオイカワのライズに見えてきた。
16時近くなって時合い到来か?
ずっとウェットだったがパラに結び替え、腰を上げた。
流れ出しの肩口に投げると、すぐにバイトしてきたのはオイカワ。
色づいてはいないがやっとの1尾にホッとなった。
場所を替え、再びウェット#14に戻してナチュラルドリフトしていると今度はウグイ。
直後にまたもウグイ連発。
でも君じゃ無いんだよね、逢いたいのは。
休憩前までずっとウェットにリトリーブを入れてきたが、ただ流しに喰ってくる。
最後の望みを賭けてシャロー入口でライズしたり、行くのか止めるのか躊躇っているようなハスの鼻先にウェットを送り込んでみた。
16時40分、ガッツん。
掛かった瞬間、トルクフルな手ごたえは先ほどのウグイやオイカワとは全然違っていた。
これはハスだ。
バレるなよと祈りつつ浅い流れを疾走する引きを楽しみ、無事ネットに滑り込ませた。
逆転さよならヒャッホー!
久しぶりに味わうざらついた魚体、ご帰還いただく前に別角度からもう一枚。
ゴールデンタイム突入かもしれないが、お疲れ&満足モードで今日はここまで。
早目の納竿とした。
上がる際に振り返ると鮎師が本流両岸にびっしり居並んでいる。
強い陽射しが残るなか、ハイシーズン間近の予感に溢れた川を後にしたのだった。