春なのに釣りに行けないのはつらい。
フライ巻いたり、SA DWF-2Fラインを買って、リールに巻いたり…
さらにAMIYAさんにお願いしていたZacco・ヤマメネットはとっくに届いており、じっと保管状態に…
もうジリジリしないわけが無い。
そんなこんなで3ヶ月ぶりの釣行。
例によってうおさんに同行していただき、先ずは年券を買って川へと向かった。
よく晴れて気温14℃、水温も14℃。陽射しはあるがやや強風。
流れの対岸では先着のmattさんがすでに粘っているが、状況は厳しくサイズもイマイチらしい。
うおさんと前後してmattさんの下流に入った。
ほどなく本日の1尾目!
冬場の10cm〜12cmの感触からいきなりの16cm、痺れました。
このネットは、フレームサイズが絶妙で実に掬いやすい。
納得の特注品、入魂の儀が無事完了できた。
岸際まで移動し、横たえて撮影。
次の1尾はさらにいい手応えだった。こりゃ18オーバーか!?
んんん引きが違う…
ジャスト20のウグイだった。
乗っ込んできたウー様があちらこちらでオイカワに混じっている。
シルバーのメタリックボディが陽射しを浴びてキラキラ輝く。
この時期ならではの出会いもうれしいものだ。
その後はポツリポツリとオイカワ。
3人並んで釣っている際に、mattさんが我々の姿をを切り取って下さった。
すべて判をおしたように体高のある16クラスでそろっているがラッシュには程遠い。
このヒットシーンをうおさんが撮影してくれていた、ありがとう!
先ほど上流に移動したmattさんが対岸で連発している模様。
苦戦中のうおさんと上流へ移動。
それまでサクラマス狙いのフライマンさんがウェーディングしていたポイントだ。
サクラは時折り表層に派手な水飛沫を上げて捕食している、追ってるのはオイカワだろう。
とにかくデカイ。
この時点での使用フライは#14カディスだが、万一掛かればBH#1ロッドをへし折られるかも…と妄想がよぎる。
まぁ、そんな交通事故は起きることもなく、オイカワの姿を見ることもなく時間だけが過ぎていった。
このポイントは今はダメだと見切りをつけて、いったん川から上がり対岸のmattさんの上流に降りた。
ラインを引き出すために緩流帯に何気なくカディスを置いたら、いきなりガボッ!
以外に強いヒキ、またもやウー様だった。
岸際周辺のライズに投げると次はオイカワ、これも16.5。
ここでうおさんと合流し、mattさん爆釣ポイントに入るが、すでに釣り切られ(笑)オイカワの姿は消えていた。
腹も減るわけで、もうとっくに昼は回っており、餓死寸前とのうおさんにお応えして、お約束チキン南蛮で腹を満たした。
さて後半は…
先ずは上流のエリアへ。
先週は良かったとの情報を得ていたが、水通し悪くサカナの姿薄く釣れる気がしない。
かろうじて、流れ出しでうおさんがウー様ゲット。
早々にあきらめ移動したが、画像無しでは寂しいので、大好きなカラシナと青空を切り取ったので、心地良い春の風情を感じていただきたい。
それにしてもアタリが来ない。
サカナはいずこ、さてどうしようって感じのお二人。
再びサクラポイント下に入ってなんとかオイカワ。
この後、例のフライマンさんが見事なサクラマス40オーバーを釣った。同じポイントで粘った末についにヒットさせた彼に拍手を送りたい。
陽が山の端に落ちるとともに、一層厳しさは増し、もう沈黙状態に。
17時半、川から上がったのだった。
<AMIYA印 Zacco・ヤマメネット>
試行錯誤を重ね、それでもまだ作り直してくださったAMIYAさんに、この場を借りて御礼申し上げたい。
AMIYAさんにお伺いしたスペックは以下の通り、
・内径長寸19.5cm 短寸11.4cm,
・グリップ材はバーズアイメープル(なんと裏表色違い)
・フレーム材はキルティッドメープル、ウォールナット、バーズアイメープル。
・手編みネット2号クレモナ糸、編み目一辺1cm、染め色はOLDGOLD。
この手編みネット2号クレモナ糸、編み目一辺1cmというのがAMIYAさんのこだわりで、市販の渓流ネットは3号糸が多く編み目も1.5cmが一般的。これだと、チビZaccoは簡単にスルーできちゃうのだ。
それにしても、サイズを割り出して、一目ずつ編み上げていくのは相当肩が凝りそうだ、ご苦労様でした。
これで確信を得たので、実はもっと小さいオイカワミニネットの網も張り替えていただくことにしたが、そのことは後述したい。