今回のイベントの前半は、一本の満開の桜の下での釣りのお話。
いい年をこいたオジサン達の嬉し恥ずかしの釣り遊びである。
昨日のイワナ釣りから一夜明け、今日は釣り& 野草Bar(ノンアルコールだが何か?笑 )イベントの日。
いつもの釣友たちとの集合時間は現地に昼頃(漠然としてるのが、またいいね 笑 )、自宅でコーヒー飲んでゆっくり出発すべく愛車に向かった。
あれれ、車の横にいるのは、うおさんじゃないの!?
(同行予定と時間決めてなかったので)ごめんなさい、お待たせしました。
今回は野草・野花好きの我が家内も同伴する事と相成った。
さぁ出発、途中でコンビニに寄りつつ、いたるところ満開の桜を楽しみながらあっという間に到着。
今日の一番乗りはmattさん。
ナシオさんも釣り仕度しつつニンマリ笑顔!
mattさんが念願のヌマムツを釣っちゃいました!とのこと。
実は我々が到着するまでの間、ヌマムツ探索に情熱を傾けるmattさんによる試行錯誤の釣りドラマがあったらしいが、それは知る由も無い。
ことの起こりは、この川の近郊にお住まいの釣友「TOKKOさん」が撮っておいた一枚の写真に写っていた魚が、偶然にもmattさんが追い求めるヌマムツらしいことに端を発した。
カワムツにはA型(現在のヌマムツ)とB型(現在のカワムツ)がいるとのこと、私には正直どちらでも良いことではある。
私のフライフィッシングの対象魚としてのお付き合いは、ヤマメが一番深いし好きでもある。
思うに、ヤマメでもアマゴでもいい、その川で生まれ育った美しい魚体であればもう満足。
さらに、その川の固有種となれば申し分はない。
Zaccoとのおつき合いはやっと1年半、その俊敏なファイターを釣る面白さがやっとわかってきた。
釣友から受ける刺激や情報から、私の釣りスタイルも大きく変化している今日この頃なのだ。
カワムツをこよなく愛するmattさんにとってはその生息域、生態系の謎を知ることは大きな楽しみに違いない。
フライフィッシングの魅力はそうした対象魚の生態を知り、食性を知り、いかにマッチしたフライで騙して釣るかと創意工夫することで深化する遊びなのだ。
その観察眼の鋭さと釣り達者で釣友に一目置かれる存在、それがmattさんだ。
今回の最初のヌマムツ1尾を釣るまでのくだりはmattさんのブログ記事に詳しいので、ぜひともご一読あれ!とても面白い。
さて、ナシオさん、うおさんも参戦。
上から覗き込むと、いるいる!
これが全部ヌマムツなのか!?
止むことなく続くライズに思わずドライかと誰しも思うが、これが鈎がかりしないんだよとmattさん。
ウェットじゃないとデカイやつは釣れないよとアドバイスを受け、素直にウェットで開始。程なくしてお二人ともに初モノを釣り上げた。
Green Cherokeeさん(以下、GCさん)は到着後、ご実家に寄ってきて再び来着、そしてご近所の特攻さんも到着し全員が揃った。
ずいぶん釣ったハズだが、休ませるとライズもすぐ回復する。GCさんがご用意してくれたバケツに水を入れ、次々にヌマムツが投入されていく、13cm〜16cmといったところか。
私は持参のロッドは車に置きっ放し。
一応、家内同伴なのでのんびり見物に徹するつもりだったのだが、うおさんがヤレとばかり振ってくる。
しょうがないなぁ〜、じゃぁ ちょこっとやってみるか♪
(ロッド持つと人格が変わるオイラ、実は嬉しかった 笑 )
さすがに渋くなってきたが、それでも2尾釣れ、大きい方をバケツに入れた。
15cmオーバーの赤色鮮やかな1尾を掬い取りカメラに収めてみた。
これはたぶんmattさんの釣ったヤツだろう、追い星も見える。
なるほど、精悍で美しい。ハイシーズンともなればこれは…!
特攻さん、GCさんも釣って、最後にうちの家内にも釣らせようと頑張ってみたが…
やはりこれは無理のようだった。この時、実は鈎の先はミミズだったのだが…(笑)
最後にどなたかの観察水槽に移して写真撮影。
桜舞い散る河畔での楽しい釣りをお開きとした。
さて、釣りのミッションを終えた後は、今回のメインイベント「お楽しみ野草Bar」へGO!
この企画は今回のガイド役ことGCさん、野草にはめっぽう強いので一同即バイト(笑)
全員でGCさんのご実家に寄り、先ずは皆さんでご挨拶。
早速お父様をお連れして自生地へと移動。
そこは、のどかで開けた休耕地。
緩やかな斜面いっぱいに野草が広がっている。
各自、手に手に袋を提げて覗き見るが、さっぱり分かりません。
早速GCさんとお父様のご丁寧な解説にしたがって野草を見分け、摘んでいきます。
では、たくさん教えていただいたので以下野草・野花図鑑といきましょう。
解説は主にWikipediaから引用した。
□セリ
別名、シロネグサ(白根草)。湿地やあぜ道、休耕田など土壌水分の多い場所や水辺の浅瀬に生育することもある湿地性植物である。高さは30cm程度。泥の中や表面を横に這うように地下茎を伸ばす。全体的に柔らかく黄緑色であるが、冬には赤っぽく色づくこともある。
我が家で真っ先にいただいたのがセリ。おひたし、天ぷらにと大活躍の山菜でした。苦みなく美味しかった。
□ゼンマイ
根茎は短く斜めから立つ。新芽はきれいなうずまき状で、その表面は綿毛で覆われているが、成長すると全く毛はなくなる。
若い葉は佃煮、お浸し、胡麻和え、煮物などにして食べる。かつての山里では棚田の石垣に一面に生えていた。
□ツリガネニンジン(トトキ)
花茎の高さは40-100cmになり、葉は茎に3-5枚輪生し、稀に互生または対生する。茎につく葉の形は楕円形から披針形で、やや厚みがあってつやがない。春の若い芽は、山菜のトトキとして食用にされる。
□ツクシ(スギナ)
「ツクシ(土筆)」は春の山菜として親しまれている。袴を取って茹でて灰汁を抜き、だしで軟らかく煮たり、佃煮にしたりして食用とする。
□ウルイ(オオバギボウシ)
オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味される。春先の若葉が丸まって立つように生え、葉の色がうり類の皮に似ているので、瓜菜(うりな)が転化したと言われている。
□ヤブカンゾウ
7〜8月に、茎頂にユリに似た八重咲きで橙赤色の花を開く、別名 : ワスレグサ、カンゾウナ。若葉は、おひたしにして、酢味噌で食べる。
□コゴミ
5月上旬から6月中旬に渦巻状に丸まった幼葉を採取し、おひたし、サラダ、ゴマ和えなどの和え物、天ぷらなどにして食べる。
比較的陽当たりの良い斜面などを好み、大抵は群生しているため収穫が望める山菜でもある。湯がいただけでマヨ味噌で十分美味!
□タネツケバナ
アブラナ科タネツケバナ属の植物の一種。水田などの水辺に群生する雑草。全体に柔らかい越年草、あるいは一年草。高さは10-30cm。花は茎の先端に穂状花序をなし、花弁は白、果実は棒状で上を向く。水田雑草としてもよく見られる。
□ボケ
バラ科ボケ属の一つ。50cmほど。実や枝も小振り。本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。シドミ、ジナシとも呼ばれる。花は朱赤色だが、白い花のものを白花草ボケと呼ぶ場合もある。
最初はこれなぁーに?って小学生のように教えを請いつつ摘んでいると、少しずつ覚えるものだ。
各袋に仕分けしつつ、たっぷりと収穫。気分も上々。
この後は、GCさんのご実家に全員がお邪魔した上に、調理していただいた野草などを賞味。
昼食を我慢していた一同、遠慮のカケラもなく、一気に完食!
それにしても贅沢この上ない野草尽くし、おひたしにご飯と味噌汁が絶品。
う〜ん、旨かったぁ!至福のランチでだった。
至れり尽くせりの御振る舞いをいただき、GCさん、ご両親様には心より御礼申し上げます。
おまけに、たっぷりの野草は各自お土産に分けていただき、帰宅。
その夜は、満たされた感満点でアルコールのみとなったが、翌日もその翌日も我が家の食卓は山菜で賑わった。
ツクシの卵とじ、セリのおひたしとホタルイカ、ツリガネニンジンとセリの天ぷら…
まだお楽しみは続く。GCさん、皆さんありがとうございました。