イワナ LOVE

イワナ LOVE

4月に入ると例年のことだがウキウキ、ソワソワ気分になる。
きっと時合いなのだろう(笑)

さて、ヤマメ愛くんだ。
彼はこの春、遠い西日本の島の高校に入学するとのこと。今時珍しい志をしっかり持った青年だ。
遊ぶことと言えばそれは釣りらしい。

周りは海、いい磯場もあるだろう。
チヌ、グレ、スズキ、キスにカサゴ、アイナメなどのロックフィッシュなど魚種も豊富そうだ。
彼に竿をプレゼントすることにした。
磯竿や落とし込み竿、投げ竿にソルトルアーロッドなどなど、淡水のFlyfishingに徹する私にはもはや不要の代物だった。

彼のご自宅近所のコンビニで待ち合わせ、引き渡しの儀も無事終了。
まだ昼過ぎ、間に合いそう…
ってことで、その後は私の車にヤマメ愛くんを乗せ、急ぎ渓流へと向かった。

途中から、バイクのGreen Cherokeeさん(以下、GCさん)とうおさんも合流し(笑)ひたすら走る。160402_iwanaai01

桜満開の川沿いの道。
あいにくの曇天で気温はどんどん低下し、もはや肌寒いほどだ。

16時過ぎ、現地到着。

 

ヤマメ愛くんと保護者のGCさん(笑)
ヤマメ愛くんと保護者のGCさん(笑)

しかし、Green Cherokeeさんはこれにてタイムアップ、ご帰還となった。(もったいないが…)

この渓をよく知るうおさんにガイドいただき、ヤマメ愛くんの釣りがスタート。
私はといえばこの渓は初めて、後方から見守りつつ、ちょこっと竿を出してみる。
水温8℃、ライズ無し。
山地渓流に慣れないヤマメ愛くん、ライントラブルの洗礼に苦戦が続く。
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熱血指導のうおさん
熱血指導のうおさん

全く反応してくれない時間帯が続く。夕暮れが迫り、まさに時間との闘いと焦ってきた頃、キター!
が乗らず…

気を取り直した次の堰堤の落ち込み直下、ついにその時が来た。

うおさんの声が響き、見るとヤマメ愛くんの竿が曲がっている。
うおさんのサポートで無事に掬い上げたようだ。
15m後方にいた私の位置から魚体は見えない、急いで駆け寄る。

うおさんネットに横たわっているイワナ、美しい。
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ヤマメ愛くんイワナ愛に改名か?の図
ヤマメ愛くんイワナ愛に改名か?の図

ピッカピカのカメラで愛おしく撮影するヤマメ愛くん。
この激渋下でお見事、やはり持っている青年です。
サポートのオジサン二人のミッションはこれにて完了。
的確なアドバイスのうおさんもさすがでした。

電車やバスの乗り継ぎではなかなか難しいイワナ釣り。
島での高校生活前の、いい思い出になってくれたらこんなに嬉しいことはない。
島では海の大物を掛けて、ギュンギュン竿を絞るような体験もしてくれたら嬉しいな。

また行こう!オジサン達はいつでもここで遊んでるよ。