寒い土曜日、午後から時間が取れそうなのでKu川に行こうと思っていたら、ヤマメ愛くんの送別釣行をGreen Cherokeeさん(以下、GCさん)が考えていらっしゃるとのこと。
うおさんも合流するそうで、ご一緒させていただくことにした。
一足お先に到着して川に降り、数投キャストしたところで背後から声が…
こんにちは〜♪
テンカラ高校生くんだった。
4月からの進路も決まったそうで、釣りはこのところ連チャンだという、若くして毛鈎の面白さを知っているって羨ましいね。
今日はテンカラ竿はデイパックに収めたまま、自作のフライロッドにラインを通し始めた。
見せてもらうと、下半分は紋竹で上はグラス製。
ゴツいグリップが割としっくりくるし、ちゃんと竿になっていた。
自分で工夫して、手に入る素材で作ったところがエライ。
しかも、独学という彼のキャストがまたいい。
#4ラインを綺麗に投げる。
大したものだと感心しつつ、しばし見学。
うおさんが登場。
GCさんとヤマメ愛くんと食事してから来ますと伝えてくれた。
さて、全く反応が無い。
曇天の上、気温も急降下とあって、虫の気配もなく真冬並み。
二人でボヤきつつ上流へ…。
テンカラくんがフライロッドを置いて、テンカラ竿を取りだした。
上手い!
なるほど、これなら釣るわけだ。
長身の彼はラインを綺麗に操り、毛鈎(たぶん#16)をフワリと落とす。活性が上がってくれば、すぐに飛び出すだろう。
だが、活性は低くバイトなど全く無い。釣れない時間が過ぎてゆく。
15時頃に食事をすませた3人が到着した。
初対面のヤマメ愛くん、こんにちは♪
にっこり微笑んでくれたヤマメ愛くん、黙々とキャストしている。
彼も上手い!
後日、西日本の高校へ行くことが決定しており、しばしのKu川お別れ釣行なのだ。
釣らせてあげたい。
GCさんはその思いでぴったり寄り添っているのだ。が、どうしても乗らない。
皆さん激シブで大苦戦。
そんな中、先ずはGCさんが数尾。
やがてGCさんとヤマメ愛くんは、下流に下った。
16時を過ぎた頃、ついに時合いがやって来た。
それまで沈黙していた瀬でにわかにオイカワが飛び出し始めた。
うおさん、テンカラくんに続いて、私も釣った。
先ほどまでの渋い状況がウソのようにバンバン飛び出す。
良型のオイカワ、物陰でジッとしていたのか?
各自、ヒットで忙しい。
3人満足して、下流に向かった。
合流点下では、ヤマメ愛くんがやってる。すぐに釣れるのが見えた。
その後も連発!彼の笑顔が弾けた。
これは楽しい、背後から見物のオジさん達の目を楽しませてくれる一時だった。
日が長くなった春の宵。
夕暮れの寒い川原に若人の満足気な声が響き、良い送別釣行となった。
またの再会を期して川を後にした。
がんばれ!若人たち。