ORVIS CFO リールが好きだ。
フライを始めた当初(1980年代前半)、一緒に釣りに行った友人が使用していたのがCFO。
その後30年以上もずっと好きで、未だに飽きないのだからやっぱり良いに違いない。
今頃になって中古専門店でポチッとやったのはCFOシリーズの中では最小のCFO II。
この度の、ポチッするにあたっては釣友のカチーフさんにもアドバイスをいただいた。
CFOに対するこだわりは深く、なんでもコレクターでもあるらしい(何台ご所有かは不明ながら 笑 )
カチーフさん、ありがとうございました。
ちなみに、CFOシリーズは小さい順にII、I、123(現行の米国製バーストック II と同サイズ)、III、IVとなっている。
CFOシリーズの中では最小のこの「II」は英国HARDY製、焼き付け塗装カラーはガンメタ。
リールの本体フレーム裏面にはORVISロゴ、C.F.O.IIのモデル名、Made in Englandの刻印が
バランス良く配置されている。
この英国製CFOはクリックによるドラグ調整がなく、板バネでクリックテンションを与えるだけの構造で、背面もシンプル。
フット穴は2つでショートラッチピン仕様なので、おそらく1980年代の製造品と思われる。
オリジナルは廃盤となって久しい。
現在の感覚で購入した中古実機を眺めると細部の仕上げは結構粗いし、ダイカストへの塗装は一部欠落しているところもある。
しかし、HARDY Lightweightシリーズと双璧をなすフライリールのデザイン原点だなとつくづく思う。
スプールに空けられた3段●穴はバランスが絶妙、スプールリムの数mm起ち上がり形状は他には見られない軽快さを生み出している。
通常はHARDY MARQUISのように幅広リムとなる(裏側の糸噛み込み防止構造のため、幅広リムが自然な形状)が、このCFOはわざわざ起ち上げている。
この造形が秀逸。スキがないデザインだと思う。
さてこのCFOを使ってみたい。
DT2Fラインをハーフカットしないでフルで使用し、バッキングは少な目に巻き込んでみた。
夏以降の渓流FFは#2を試してみたい。
ずっと#3だったが、#1のBlueHeron でやってみると軽快、プレゼンテーションもソフトでまさに快適だった。
ただ#1では大物対応は心配でもあり#2のシステムを検討中。そのためのリールがこのCFO II。
次は、これにフィットする軽快なロッドでシステム全体の軽量化を図りたい。
ぶ、ぶ、ブツヨク、止まるところを知らない。(^_^;)