前回、アドベンチャー上流釣行をご一緒したうおさんと再び、そして性懲りもなく同渓流に釣行した。今回もやり残していたエリアの新規開拓である。
水温15.6℃。昨夜から早朝まで降り続いた雨で渇水に歯止めがかかったかと思いきや、まだ平水には及ばず極弱い濁りに期待がもてたが…。
入渓点のカーブした淵で開始。
手前から少しずつラインを伸ばして5投目。飛沫を上げてフライを咥えたのは、まずまずのヤマメ。これは幸先がいい。
手元に寄せて、下流にいるうおさんにヤマメだよ〜と一声。
下を見ると逃走されていた。
いきなり間抜けなことをやってしまった。(笑)
その時、上流にフライマンが…、ガッカリ。ところがなんと彼は釣り下がってそのまま下流へと去って行った。
しばらく反応はポツポツあるので釣り上がった。
いい瀬があり、石裏でヤマメと思える良型がガバッと出たが針掛かりしなかった。
その上の石が点在する好きな流れ。
先行するうおさんのことを考え右岸を捨てて、護岸ぎりぎりに打ち込んでいった。
護岸下の石の間を流し2投目にバシャッ。
今度は慎重にネットで掬った。
なんとニジマスくん。
ちょっとガッカリ…。(笑)
その後は、徐々に反応が減っていった。先行者が複数あったことだろう。
うおさんと交互に叩き上がり、やがて通らずに至った。
私一人ならしばらく下って脱渓する状況だが、うおさんはこれを巻くと意気込んだ。
偵察に行ってみますと言うや、するすると左岸の斜面を登り始めた。
まるで猿か類人猿か(笑)
越せそう!の声を聞かされたらもうやるっきゃない。
前回のようにまた崖に取り付いたが、やはりキツい。
・・・・・
・・・・・
イワナちゃんよろしくとばかりフライを投げるがうんともすんとも。
ここもしっかり抜かれた後か…。
ガッカリしつつも、やっと脱渓の道。
またも腹ぺこでふらふら。
偶然にも斜面の樹木を撮影したら、フィルターをかけたように緑が回っていた…
なんとも不思議!?
車までが遠い。
午前中にこれほど歩いたのか?
やっと車に戻り、午後の入渓点へ移動する道路で猿に遭遇。
こちらに気づくや否や斜面を駆け登って行った。
野生の猿も一雨降ってホッとしたことだろう。
さてやっと遅い昼食。
うおさんと川に下りて、おにぎり弁当を頬張る。お茶も美味しい。ゆっくり一服できた。
午後の部は、支流のやや薄暗い谷でスタート。
当たりはポツポツ、こりゃ小さい。
見切りをつけて、脱渓し下流へと移動。
再入渓して川に入り足元の流れを見るとウグイの群れがいた。
婚姻色が美しいので偏光グラス越しに撮影した。
この先も不調の中、ピックアップ寸前に飛びついてきたのは、村上康成さんの絵本「ピンク、ぺっこん」に登場しそうなちびヤマメだった。
撮影してそっとリリース。
ついにイブニングを迎えた。
うおさんがニジマスを1尾追加しただけで納竿。
ああ今回も厳しい釣行となってしまったぁ。
今回の一句
「猿がでた ウグイ群れて ヤマメさる」
うおさん、ご一緒ありがとうございました。
性懲りもなくまた出撃しましょう!(笑)