マルタ祭り第二ラウンド

マルタ祭り第二ラウンド

朝メールを開くと、jetpapaさんからマルタの状況伺いの連絡が入っていた。
ならばちょっと川を見てみよう。
妻のお買い物を済ませ、昼過ぎに川を見て回った。雨はほぼ上がったようだ。

マルタの遡上は着実に増えていました。
前回、不慮の出来事がありどうなるか心配でしたが、一安心。

瀬を遡上するマルタ
瀬を遡上するマルタ

400mほど見て回ったが、平瀬をバシャバシャと走るように泳ぎ回るもの、
数尾の群れをつくって定位するもの、眺めているだけでも気持ちよく美しい魚体。
上の写真では見づらいでしょうが、ここだけでも25尾以上のマルタが目視できます。
こんにちはと黒ジャンパーの先客さんに声をかけ、タックルを見せていただきました。
ヒラメ竿にベイトリール、鈎はと見るとしっかり黒い毛鈎がついています。
フライマンが釣っているのを見て、餌よりいいかなぁって思ったそうです。
「でも釣れないね〜、全く喰わないよ」とお手上げの弁。

そこへもうお一方グリーンのジャンパーさんが来着。手にはヘラ竿を持っておられます。
「マルタ初めてで食パン持ってきたけど喰いますかね〜」
「…やってみるしかないですね」
グリーンさんがおもむろにパンをちぎって流れに放り込みますが、マルタの群れ上を通り過ぎて行きました。
「ダメだなぁ、やっぱりフライがいいのかな?」下流でやってたフライマンさんが釣る姿を見ておられたそうです。ゴソゴソとバッグの中を漁っておられます。
150307_maruta00

「それじゃ、失礼します。頑張って下さい!」で帰宅した。

午後から渓流用のフライでも巻こうかな、って思ってたんですよ。
でも川が気になる。
うおさん、一人でやってるだろうな…
携帯に電話してみた。
「釣れましたー、しかも3尾。」
これを聞いて即座に
「今から向かいます!」
もうすぐ17時。夕暮れが迫っている川をすっ飛んで行きました。

いたいた、一人でうおさんがキャストしていました。

急いでラインを通します。
あれれ、偏光グラスを忘れていましたw。(心のゆとりゼロ)
余裕のうおさん、一服しつつ偏光グラスを差し出してくれ、ポイントも譲ってくれました。
アザぁっす!
遠慮せずありがたくお借りした。
徐々に光量が減っているのです。
インジケーターも見えにくいのです。
スタート30分で2尾ヒットし、6Xをプッツンされました。この時間帯、イケそうです。
でもどんどん薄暗くなりもう後がない!
最後の勝負は5Xに上げて集中。
そして15分後にヒット!
お尻辺りに掛かったスレです。

撮影:うおさん
撮影:うおさん

慎重に、そしてパワフルな引き味を楽しみつつ浅瀬に引き上げた。
うおさんがサポートしてくれましたが、フライに触れた瞬間ポロっと呆気なくハズレました。
まさに薄氷のスレ一発。

撮影:うおさん
撮影:うおさん

うおさんとがっちり握手。
デジカメまでも忘れて来てたのに、この間ずっと うおさんが撮影してくれました。
もうすっかり 彼のお世話になりっぱなしでした、ありがとうございます。

車に戻り、タックルを片付ける際にフライを見ると、なんと先ほどのマルタのウロコが2枚まだしっかりマラブーに貼り付いていました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
マルタの手触りはザラっとしていますが、なるほどこんな大きな鱗に覆われてるんですね。
清流でお目にかかる「ウー様」と同じウグイ属といいながらも、海を経験するツワモノはすごいですね。

春のマルタ祭り、まだ遡上ピークは先です。次回はしっかり口に掛けて釣りたいと思っています。