2月22日、今日は日曜日。
天気予報では雨。
確かに午前中は小雨が降ったが、午後は雨が止んだ。
気温は約5℃。雨雲レーダーを見ても夜まで降りそうもない。
よし、暖かくしていれば散策は楽しめそうだ。
今日のお楽しみは、Green Cherokeeさんに教えていただいたOch川の上流域探訪。
豊富な湧き水で水草が自生し、Zacco楽園の奇跡の川を一通り歩いてみることなのです。
14時は過ぎたが急ぎ散策起点のOch川、Ku川合流点に向かった。
誰か釣りをしているかなぁ…
あっ、うおさんが!
ちょうどオイカワがヒットしたところ、いいタイミングで着いたようです。
早速川に降りご挨拶。
ドライで1発、ウェットで2発目とのこと。
「numassan、ロッドは?」
「今日は散策だから持って来なかったよ」
「そりゃ残念ですね、調子は上向きですよー」
いえいえ今日は歩きますと応えると、それなら一緒に歩きましょうと言ってくれました。
それではと川から上がり、二人して上流に向けて出発です。
先ず、起点となるOch川とKu川合流点に掛かる橋は、「神宝大橋」といいます。
私は、てっきり「落合橋」だと思っていました。二川が落ち合うポイントだからです。この先に「新落合橋」があるところから察するに、ひょっとして旧名は「落合橋」だったのかも?
それにしても「神宝大橋」とは、まさに神から授かった宝の場所、言い得て妙ではないですか。
この直下左岸は湧水点で、フェンスに表示板があります。この湧水点表示はこの先度々登場します。
橋上からパチリ、お馴染みの素敵な風景です。向かって左側のOch川右岸に沿って進みます。
一つ目の橋は、「下谷橋」しもやはしと読みます。この前後は鯉が泳いでいてマガモも悠々です。
とにかく橋が多く、地点目印にもなるので順次列記します。
二つ目の橋は、「新落合橋」。これもお馴染みです。
ここから先は、私の未体験ゾーンとなります。
五つ目は、「共立橋」。
右岸側から湧き水の流入あり、結構な水量です。
流入先はと見てみると、こんな感じでした。
この流れは、Green Cherokeeさんのブログにより『こぶし沢』と判明。
六つ目は、「立野一の橋」。
この直下にも湧き水ポイントあり。
七つ目は、「立野二の橋」。
そして八つ目は、「美鳥橋」。
良い名です。美しい野鳥が多いこの流域、昔から人々に愛でられたことでしょう。
上流へ目をやると…
歩道にいる人が眺めている先…、川鵜です。
(写真中央。Och川で目撃したのは初めてです)
やはり居ました!水草に頭を突っ込み小魚を狩猟中!
近づくと、けたたましい水音とともに上流めがけて飛び去っていきました。
九つ目は、「老松橋」。
この先は石段があり気安く川へ降りられます。川幅もやや広いようです。
餌釣りのおじさんが緑の玉ウキを流していました。
うおさんと一緒に「オイカワ釣ってくれないかなぁ」ってしばらく眺めていましたが、釣れず残念でした。
エサを漁るコサギ、人慣れしているのでしょう逃げませんね、
この橋横のコンビニにてコーヒーと肉まんを買ってすぐ先の南沢水辺公園へ。
起点から1.91km、撮影しつつ川を覗き込み一服しつつゆっくり45分です。
橋の上から今来た道を振り返る。
この橋までが見知っているOch川の流れのイメージを留め、これから上流はガラッと趣きが異なります。
再び上流側に目をやると…
右岸側に流入してしている湧水の流れも、左岸側の湿原のような流れもずッと先の樹林の中にあるらしい湧水点から来ているようです。
右岸側のフェンス先を覗き込むと、2m程の細い流れにアオサギがいました。餌となる小魚がいそうです。
さて、南沢水辺公園です。
公園から先ほどの毘沙門橋を望むと…
ここでトイレを利用。掲示板で位置を確認します。冬枯れの風景ですが、春には癒しのスペースとなるのでしょう。幼児を連れて散歩している方もおられました。
公園内を左側に進むと、先ほどの流入を見ることができます。
さぁ、この先はどうなっているのでしょうか?
南沢水辺公園を抜けると氷川神社があり、すぐそばを樹林の中を降る源流水が見られます。
これですよ見たかった風景は!
都会とは思えない佇まいです。
うおさんが水温を測ってくれました、11.8℃です。
さらに先へ行ってみましょう。
犬を連れた散歩の母娘さんとすれ違った先は、左側からも源流水の流れ込みがあり、マガモが2羽。
右側30m先は鉄柵に遮られています。そこに源流点があるのでしょう。
柵手前には50cm程の落差のある堰堤があり、勢いよくその上から水が溢れ出ています。予想を上回る水量にちょっとビックリ。
これが見たかったのです。
この吹き出している水がたくさんの水草や川魚を育み、奇跡の環境を生み出しているのですね♪
うおさんと暫し休憩。
先ほどの南沢水辺公園からは直ぐ(数分)の所です。
落合川と南沢湧水群の掲示板もあります。
復路は、足取りも軽くOch川の左岸側を戻ります。うおさんとおしゃべりしつつ、川のライズを探しつつ何気なく木に眼をやると、腹がオレンジの鳥がいました。
ジョウビタキのオスです。
撮影しようと近付くと、密集した枝の中に逃げ込み、いいアングルでの撮影はできませんでした。
起点の「神宝大橋」下流に帰り着き、水面を眺めつつ一服。
眼下20mの範囲内では絶え間無くライズが見られます。サイズは小さそうですが、春が近づいているのを実感。
しかし、日が長くなったとはいえ17:30を過ぎると徐々に薄闇が迫ってきます。両岸の街灯に浮かび上がる穏やかな流れ。
うおさん、今日は散策にお付き合いいただき、ありがとうございました。
Green Cherokeeさんの素敵なブログ記事に触発されて思い立ったOch川巡りでした。
冬枯れの時期でしたが、季節が変わればこの川の装いもまた変わり、新たな表情を見せてくれることでしょう。
それは次回のお楽しみです。