【前 編】
10:40 釣友の「うおさん」と二人して柳瀬川に向かった。
柳瀬川の橋のたもとから望むと、富士山がくっきり。
素晴らしい眺めです。
正月の空は澄んで、陽射しが眩しい。
見下ろせば、清流に向かい一人キャストしている先客。
カチーフさんだ。
どうですか?と聞くまでもなく、笑みが全てを物語っていた。
なんと9尾も釣ったらしい、それも1時間経ってないのに…。
修行の釣りをしませんかとお誘いくださったハズ。
見事に予想を裏切る?この釣果。(笑)
さすがTNK隊長です、ポイントを読み切った洞察力が半端ない。
と言ってるそばから、遂に10尾目が!
ポイントを譲っていただき、「うおさん」にトライしてもらった。
活性は減衰方向にあり、出ても乗ってくれません。
その後私もトライさせていただくが、全く反応が消えました。(~_~;)
少し休ませる必要がありそうです。
杭上流へ移動。
ここでやっと、本日最少のオイカワ6cmをゲット。ちなみにフライは#22 パラシュートでした。
もう一度先ほどのポイントに戻り、「うおさん」が再チャレンジ。
そして見事に良型を釣り上げた。苦手とおっしゃっていた柳瀬での一発、おめでとうございます。
13時を回わり、川から上がってコンビニへ。各自コーヒーと弁当を買って、川を見下ろしながらランチタイム。
そこへ、Jickyさん登場。
おしゃべりで盛り上がっていると、ライズが散発!「うおさん」、どうぞやってください。
しばらく見物の後、カチーフさんとJickyさんは帰って行かれました。
私もうおさんの横に入って一緒にキャストしますが、ちびっこは掛かりませんでした。
では、Och川に移動しましょう。
【後 編】
15時を回ってOch川に到着。
川を行き交う人を見ていると、あれれ…
50m先で釣りしている親子連れはたしか先週もお会いした方のようです。
川に降りてリスタート。
先週の学習のおかげもあって、高活性ですぐ釣れます。
どんどん釣り上がります。
釣果も順調にカウントアップ。
カワムツくんも
きれいな水草を滑るオイカワ
ちょっと苦戦だった「うおさん」も調子アップ。
この時フェンス越しに、こんにちは!と声を掛けられ振り返ると
先週も会った親子連れFFの息子さんでした。
にこにこ微笑みながら、「今日も良く釣れました、すっごく楽しいです♪」
良かった。今週もS市から高速使ってお父さんと来られたそうです。
「パラシュートフライ、見せてもらっていいですか?」
というので、手に取らせてあげた。
じっと見つめて「ハックルが小さいですね〜」
それは#24サイズでした。しばしハックルの話の後、彼の持ってるロッドがごついので聞いてみると、
「私のは#4ロッド、お父さんのは#5ロッドです。」
「それはちょっと厳しいね!私のは#1だよ。振ってみてよ。」
「あぁ、すごく細くて柔らかいですね〜」
などなど、しばし立ち話。またね!と分かれた。
そして再開すぐの12尾目。バックに写っているのが「うおさん」に話しかけている親子連れFFさん。
これを最後に納竿。
17時になり、あたりは夕闇に包まれ始めました。風も冷たくなってきたようです。
「うおさん」と車に戻り帰り支度していると、車が近づいて来て
「お世話になりました〜」先ほどの親子連れFFさんです。お父さんと一緒に挨拶して帰って行かれました。
「気をつけて〜、またね♪」
「うおさん」、ゆっくり帰りましょう。
彼のバイクに先導されつつ、家路についた。
追伸
2度ほど釣りを楽しみ、いっぱい釣れました。
都会の住宅街を流れ湧き水が豊富で、水草が自生し鴨や鷺が群れる美しい川。
オイカワ、カワムツ、鯉がいっぱい住んでるこの川。
私は、この川が好きになりました。
しかし、釣りのフィールドとしてはいささか狭いようです。両岸は護岸され、フェンスの向こうはひっきりなしに人が行き交っております。いくら気をつけてキャストしても、フライがフェンスを越える恐れは十分にあります。あるいは、フェンスから身を乗り出して見物している人にフライが飛んでいくことも考えられます。非常に怖いです。
さらには、川に入っているのを快く思わない方も多くいらっしゃいます。
雑誌掲載や口コミが広がり釣り人も増えているようです。
ここで立ち止まって考えてみましょう。
環境保全、地元の人々とのトラブルを避けるため、私はこの川での魚釣りをしばし自粛いたします。
そしてそっと見守ってあげたいと思います。他の釣り人さんに押しつける意図は全くございません。
次回より、この川を愛でつつ散策を楽しみたいと思っています。
2015年1月22日 numassan