<前編>
正月2日朝、雨戸を開けると霜が降りて目の前の畑は白く、曇天の空、気温は0℃くらいか。
寒く感じる朝です。
今日は暖かくして、やってみよう!
雑煮にお煮しめをいただき、コーヒーを入れてメールを確認。さすがに2日は所用の皆さん、早々の出撃は私くらいか?
一人Ku川に向かった。
途中のOch川をのぞき込むとこんな感じ。
豊富な湧き水のおかげで水草が自生し、鯉が悠々と泳いでいます。
なんと素敵な川、癒やされます。
Ku川とOch川合流点の上流にて、フライマンに遭遇。ご挨拶をと近づくと親子連れのようです。若い子(中学生の息子?)がロッドを振り、その横でお父さんらしき方が見守っていらっしゃる。
私「こんにちは〜、釣れましたか?」
お父さん「今始めたばかりなんです」
しばらく見ていると、若い子のラインはきれいに伸びてパラシュートが着水し、ピシッと飛沫が上がった。力余って小型オイカワ手元にすっ飛んできて、そのままぽちゃんと鉤から外れてしまった。
慣れているらしく悔しげな素振りも見せず、真剣な眼差しで再びロッドを振り始める。
私「キャスト上手いですね!」
お父さん「そうですか〜?」
まんざらでもなさそう…。
この子はメキメキ上達するだろうな、川を大切に思うFFマンになって欲しい。
私「下流に入りますのでー」
親子に声をかけて別れ、合流点下へ降りた。
橋下は気温も低く、こんな氷柱が垂れ下がっていました。
以外にも水温は11.2℃、12月末に比べ4℃近くも低い。
そしてかなり減水しており2週間でこの変動、魚にとってみれば凄い環境変化ではなかろうか?
Ku川側ということもあるかもしれないが、適水温の場所へさっさと移動してしまったのではとも思える。
であるなら、適水温のポイントを見極めることが釣果を左右するはず。
そう考えると、確かに水温の低いKu川側は反応も乏しいように思える。
11時半の合流点の橋下スタート時点では、日差し無く、ハッチ無く、ライズも無し。
それが12時を回った頃から、日差しが戻り、ユスリカらしき小型の虫がハッチし始めると、散発的ながらライズも発生。
食い筋(フィーディングレーン)は右岸手前1mのラインと見て集中的にパラシュートフライを流してみた。
小型のオイカワはピシピシっとよくアタックするが乗らない。
少しずつポジションを上流側に移しつつキャストを繰り返す。
アップクロスからやがてダウンクロスに移った頃、ビシャっと派手な飛沫と供に本命オイカワが身を躍らせた。
ヒット!いいサイズ、会心の一発です。
(自画自賛 ^^;)
流れをまたぎ、いい引きを見せてくれた。
観察水槽に入れた途端に派手なジャンプで水槽を飛び越えるほどの元気良さが嬉しい。
早速記念撮影。
計測すると13cm、この時期なら上出来、しかも正月の初モノだ。申し分無し。
フェンス越しの年配ご夫婦も、笑顔で大きいですねと声をかけて下さった。ロッドを置いてしばし至福の一服。
さて、上流も様子見してみましょう。
(余裕気分で一旦川から上がる、足どりは軽い ウフフ♪)
ポイントを絞り、前回12月下旬に良かった場所を拾い上がる。
しかし予想通りのゲキ渋。
2週間前とはで大違いです。
フライ交換することなくドライで通し、2尾追加。
サイズはどちらも小型の10cm前後です。
前回のGreen Cherokeeさんが爆釣されたポイントで、ウェットに替えて1尾追加。
初モノが良かったから気分上々とはいえ、厳しいウインターシーズンを予感させられた幸運の初釣りでした。
さぁ帰って、一風呂浴びてお節料理で一杯やろう!
<後編>
2日後の1月4日、今度はYa川で初釣りといきましょう。
のんびり起きた朝、青空が広がり、小春日和の釣り日和。お雑煮で朝食、コーヒー飲んで出発しました。
エントリーポイントはKi橋下と決めていました。
かなり減水しています。
橋下流には今日もカワセミ狙いの望遠レンズがずらりと並んでいます。
さて、釣り人の姿は無いようです。
結んだパラシュートフライは#28。
グッとサイズを落としゲキ渋に対応したいと、ささやかな初の試みです。
12時、キャスト開始。
反応は僅少。
一気に昨年末に良かったGran Lussoポイントまで移動。
しかしここも沈黙。前回の面影無し!
少し上の瀬も試みた。チビオイカワが突っつくが乗らず。
14時車に戻り、いつものJ公園まで移動し橋上からリスタート。
水温は13.3℃。
やはりチビオイカワしか出ない、そして乗らず。
numassanポイントも完全沈黙。こりゃやばい!
これでいよいよ「ボ」を覚悟。
最後の望みは杭周り。
チビオイカワが盛んに飛び出す。
粘った、とにかく1尾をとキャストしまくり。
^_^;)./‾‾‾‾‾‾˘〜
数打ちゃ当たるで、遂に1尾が奇跡的にヒット!!!
というより引掛かってくれた。
おやおやキーホルダーサイズの6cmくらいです。
手元に寄せてデジカメを取り出そうとバッグを覗き込んでいたら、ポチョンと鉤から外れバイバイ!
おいおい、貴重な1尾の写真が無いとブログが絵にならないじゃん…
撮影はできなかったが、貴重なボ逃れの1尾にともかく大感謝!
15時に川から上がる。
駐車場に向かう途中、S橋下のいつものポイントにフライマンが入っていました。
近づいてご挨拶をしたところ、今日は全くダメですと元気無い。
頑張ってね〜と声をかけて別れた。
日中の気温は7℃くらいか、ダウンパーカーでは暑いくらいの日和ながらこの超ゲキ渋。
いよいよ修行モード本番を感じた一日でした。
次回は、どんな作戦でいこうかな…
ちょっと対策考えねば!