禁漁前のこの時期、しかも久しぶりの日曜日に比較的近場の渓流を新規開拓しようとでかけました。
なんとしてもヤマメちゃんを釣ってランディングネットの入魂もできればと、ふくらむ期待も引きずってのことです。
晴天の空が高く、秋の空気です。
一本目の川
良い釣りができれば今日はここでゆっくりしようと目論んでおりました。
水は澄みなかなかの渓相ですが反応が…。
踏み跡は多数。入渓者多そうな様子です。
入渓後1時間半くらいでやっとチビヤマメがフライに飛びつきますが鈎掛かりしません。その後も30分に一回くらいの間隔で出ますがどれも小さい。
集中力が切れそうになった頃、写真の中央の開きでパシャリといいヤマメが。これは明らかに20オーバー、これまでとは全く違う良型です。
#16パラシュートの鈎にさわってすぐはずれてしまいました(T_T)
く〜っ、痛恨のバラシ!
ああ、これが掛かっていたらその後の展開は大きく変わっていたろうなぁと悔やまれます。結局この川はボ印をいただきました。
ネットが乾いたまま…、さみしい。
13時、退渓し側道を下っていると、300m下流にフライマンが…。
この渓、途中で迂回できるポイントは少ないので先行者がいるときびしいはず、申し訳ありません。
二本目の川
車で移動し、前から気になっていた川へ到着。
先ずはコンビニ弁当で昼食。
ウェーダーを履いていると、近所の2匹の犬がワンワン吠え出しおさまりません。
っと、突然民家の2階から「ぴゅーっ、ぱ〜ん!」と打ち上げ花火が!
その音が谷にこだまして、犬がおとなしくなりました。なんじゃ、こりゃ!
その時は理解できませんでしたが、後で気がつきました。
先ほど民家の前に「熊出没注意」があったけど、犬がガンガン吠えたら念のため熊よけに花火を打ち上げるんだなって…。でも人の姿は見えません。
気を取り直して川へ。
一本目と違って、広くない川の両岸は急峻で夕方には間があるのに、川の中は薄暗くちょっと陰気な気配が漂っています。初めてということもあり、本流との出合い付近から入渓。
ところが、竿を出したとたんに何かが左の目に飛んで来ました。
うわぁ!あわてて手で払いのけましたが、木の枝か?
川の真ん中にいて頭上に木は無く、誰かが投げつけた?
それとも、キャストするフライに引っかけた小枝が飛んできた?
普通ならそうだろうけど、フライは数メートル先に着水しています。
対岸は急峻で動物もいないし…
ちょっとぞくっとしてきました。
1時間ほどやってみて、反応は皆無…。
よくみるとまだ新しい踏み跡があります。早々に撤退、出直しですな。
この時点で結構くたくたって感じですがヤマメを釣りたい気分の方が勝りました。
三本目の川
ここは管理釣場なので、なんとかなるでしょう。
16時から入渓、すぐにニジマスが釣れました。
またニジマス、またまたニジマス、・・・ニジマスのオンパレード13連発。
く〜っ、ヤマメが欲しい!
17時半を回った頃、やっとヤマメ20オーバーがCDCソラックスダンに来ました。
寄せてきたとき、パーマークが見えてほんとうれしかった。
これにて入魂完了です。
ほっとして、ランディングネットと一緒に撮影。
今回も光量不足なので少しばかり画像補正シコシコ。
もうあたりは薄暗く、涼しく、ライトが無いとティペットを通せません。
釣り人もみんな上がって私1人が水面のぼこぼこライズを見ています。
こだわりのヤマメも釣れたし、もう今日はこれで上がろう。
もうちょいやればぁ! でかいの出るかもよとささやく声にも、もう今日はよくやったと言い聞かせ退渓しました。
一日に3川(そのうち2本は新規開拓)は少々きつかった!