Shiratoバンブー購入(アンクルサムにて)

Shiratoバンブー購入(アンクルサムにて)

『フライの雑誌』でバンブーロッドの広告を見て、興味を持ったのがアンクルサムというフライショップでした。
早速この店主のブログともいうべき「中山道の釣り旅」を読んでみると味があって面白いのです。
釣りの話題というより地元(安中市)の風物詩であったり、ビルダーさん達との交流を通したバンブーロッドへの思いなんかが、伝わってきました。
とにかく一度行って見なくちゃって思ったわけです。

ちょっと遠い存在だったバンブーロッドがとても身近に感じられたのでした。

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上信越道 松井田妙義のインターを降りて、安中の町に入るとすぐわかる処にアンクルサムはありました。
店の看板はかわいいヤマメのイラストに赤いアンクルサムのロゴ。

店内の電気は消えていて、電話予約しておいた時間より少し早く着いたので大丈夫かなと思いつつ、ガラリと入口戸を開けて入ってみると…

コンチハー。
はーい!
ああ良かった、いらっしゃるようだ。
電灯がついて出てきたおじさん(店主の小板橋さん)、にこやかに応対してくださった。
ハックルなどマテリアル、ランディングネット、タックルが所狭しと並んでいる。
挨拶もそこそこに、予め長居させて頂きますとお断りしてから早速バンブーロッドを見せて頂く。
店の奥、狭い通路横にガラスケースがありズラリと吊し、並べられた70本ほどのバンブーロッドたちが目に飛び込んできました。

トンキンケーンか真竹あるいは淡竹で7ft前後の#3くらいを目安にチョイス。
何本か振らせてもらって、従来使ってきたカーボンロッドとの感覚の違いが新鮮。当然なのでしょうが、グニャグニャでミディアムアクションもあればシャッキリ系もあるといったところでしょうか。
しかしこの滑らかなしなり具合は本体が竹素材だけのせいではなさそうということに直ぐ気づきました。

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フェルールも竹。それも6角スリップオーバータイプ、現物を振ってみるのは初めてです。スリップオーバー部には2カ所金輪が嵌って補強されてます。振ってみるとフェルール部もしなります。これによって、しなやかなベンディングカーブが生み出されているようです。
それにしても、ラインを通して振らない限り自分にあってるかどうかなんてわからないし、キャスティングの下手な自分がバンブーロッドに合わせるべきだと思って、最後は見た目の好みで絞りました。
(持参した3台のリールのうち2台が装着できないモデルもありました、ポケット&リングタイプは要注意)

白戸バンブー トンキンケーン 7’2” #2-3 2pcs 竹フェルール

 

トンキンケーン、ノードレス7’2”、#2-3、2pc、
竹フェルール(6角スリップオーバーtype)のミディアムアクション。

このバンブーロッド、お手頃価格なことが先ずいい。従来ちょっと手を出しにくかった感のバンブーだが、ショップやビルダーさんの「どんどん使って欲しい」、そのために抑えるところは抑えています…の言葉通り仕上げ処理など注文はあるが、それを上回る魅力的な実戦派ロッドだと思う。
私のメインロッドの一本になること間違いなし! 大切に使わせていただきます。

午後になっても、小板橋さんとの会話は止まるところを知らず、江戸時代の藩主の書を見せて頂いたり、ご近所の道祖神から崇徳寺門の龍の絵や大石に刻まれた梵字を案内していただき、安中名物「みそまんじゅう」のお店までおつきあい頂きました。

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バンブーロッドを早く振ってみたいと頭の片隅で思いつつも、古寺仏刹や歴史も好きなので悪い気はしません。
小板橋さんとはまた茶でも飲みながらお話をしたいものです。
末永くおつきあいさせて頂けますよう!ありがとうございました。

近くのヤマメの川の情報をお聞きし、店を後にしました。
あ〜、ワクワク。
大急ぎで弁当を食べて里川へ降りてみました。
しばらくはキャストしながらラインの動作を見ての慣らし運転。
30分もするとタイミングもつかめ気持ちよく振れてきました。
よくしなる竹竿でゆっくりキャスト、良い気分です。
増水気味の瀬尻でピックアップ寸前にヤマメ18cmがヒット、写真撮影前に逃亡されてしまいました。
Oh!初物が逃げちゃったよ〜

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また次回に期待、今度は本気の入魂釣行となります。

アンクルサムのブログ「中山道の釣り旅」はこちら↓

http://furainozasshi.sblo.jp/